【目的】
この研究会が作られた目的はリハビリテーションの新しい可能性を見出すことです。それは今までの理学療法や作業療法の知識を軽視するわけではなく、尊重したうえで、他職種での知識やスキルを積極的に学び、使えるものは使い、患者様のためにリハビリテーションを昇華させていくということです。
【すべては患者様のために】
患者様の数は右肩上がりに増えています。今まで以上にリハビリテーションに関わるセラピストの成長が求められているのです。
一部のセミナー団体ではあたかも不思議な力のようなもので治療することを推奨しています。他職種の分野にはそういったものが多いのも確かです。それらはつまり拝金主義の団体です。
しかし私達は拝金主義の団体とは一線を画し、確かな理論と実績に裏付けされた知識とスキルを提供していきます。
私達は確かな見識を持ったセラピストですから、患者様のために、そういったあやしいものに惑わされてはならないのです。
リハビリテーションの可能性は未知数です。
それは可能性を秘めていることの他に、まだ視野が狭いことも意味しています。先入観はときに視野を狭くします。先入観を無くし、良いものは良いと受け入れる度量を持つ柔軟な心を育てることでさらに可能性は拡がります。
他職種から学べる非常に多く、ハイレベルの知識とハイレベルのスキルはまだまだ世の中に多く存在しています。
それを取り入れない手はありません。リハビリテーションに関わるセラピストがそれらを取り入れたとき、新たなリハビリテーションの可能性が生まれると確信しています。
私達はまだまだ発展途上なのです。
私達の研究会の講師は誰でもなれるものではありません。高度な知識、ハイレベルのスキル、圧倒的実績をもとに選ばれた講師のみがセミナー講師をつとめることが可能です。
講師はすべて日本とは比較にならないレベルの国際資格を持っていたり、著名な大学で講師を努めたり、本を出版されているような信頼できる講師ばかりです。これは私達の最大の強みです。
そのため受講生の皆様には、いい加減なセミナーかもしれないというリスクを心配する必要がなく、安心して受講していただくことができるのです。
<本コース講師>
山端二郎 先生 J. Yamahata BCSc., D.O.M.T.P
■ニューヨーク出身(帰国子女)
■カイロプラクティック理学士(BCSc)ディプロマ取得
【参考】 JCR日本カイロプラクティック登録機構
■Osteopathic College of Ontario卒業
■D.O.M.T.P. (ディプロマオブオステオパシー)取得
■Dr. A. M. Kleynhans OAM, B.Sc, DC, DTE, M.ed, FICC, FACCに師事
■Dr. Steven Sanet D.O.に師事
■PCOMパームスオステオパシックカレッジ 学長
■JHSA一般社団法人ジャパンヘルスサイエンスアソシエーション代表理事
■Osteopathic College of Ontario, OCO/PIHS Japan Director
■Asian Osteopathic Association 会員
■Asian Osteopathic Association 理事就任
■Ontario Federation of Osteopathic Professionals(OFOP) 会員
マニピュレーションとはオステオパシーやカイロプラクティックな どで用いられているテクニックのことです。マッサージ、指圧や整体とは哲学的・理論的に全く異なった西洋式手技療法であり、その目的は脊柱、四肢、骨盤、 頭蓋骨の歪みからくる神経圧迫を手技を用いて解放し、先天的知能(自然治癒力)を高めることにあります。
脊柱、骨盤、頭蓋骨の歪みは、神経・血管・リンパ・経絡の流れを妨げ、体の不調を起こす原因になります。
脊柱、骨盤、頭蓋骨の歪みには大きく分けると膜性と骨性がありま す。膜性(筋筋膜や硬膜の硬直)の歪みの場合はソフトで緩やかなマニピュレーションが適しているのに対し、骨性(固着した関節)の歪みは低振幅の素早いマ ニピュレーション(スラスト)が適しています。
膜性の歪みはマッサージやストレッチである程度改善できますが、骨性の場合は重力や体重の負荷がかかった状 態で関節が引っかかっている為、マッサージやストレッチでは改善することはありません。
テレビや雑誌などでよく紹介されている「ストレッチで骨盤・脊柱が 整う」のは膜性の歪みだけです。
骨性の場合、そのようなセラピーでは2~3日で元に戻ってしまいます。(靭帯や筋肉などが伸びてしまい、関節を固定するこ とができなくなり、逆に悪化させてしまう可能性があります。)
膜性の歪みの場合、ゆっくりとソフトに調整する必要があり、捻ったり、ボキボキ骨を矯正したり、無理なストレッチは軟組織や関節を傷めてしまいます。
何故、何時、どのような施術を施すべきか、また施すべきでないかを見極められる力が大切なのです。
安 全で適切なセラピーを施す為には十分な専門的知識や技術が必要です。
偏った知識や技術では人を癒すことが出来ないどころか、逆に傷めてしまいかねます。
本コースでは、米国・カナダのオステオパシー専門教育機関であるOHWIやOCOより最新技術や情報を取り 入れ、より多くのニーズに応えられる神経筋骨格系のスペシャリストを育成に全力で取り組んでいます。
基礎医学、診断(評価)法、テクニック、マネージメン トを基礎から応用までしっかり学んでいただける充実した教育プログラムとなっています。
<入門編講師>
伊佐次 優一先生
保有資格)
・一般社団法人セラピストフォーライフ認定講師
・理学療法士
・保健学修士(神戸大学)
・首都大学東京大学院博士課程在学中
・PCOM(OCO-Japan)認定 Osteopathic Manual Therapy Basic course修了
・一般社団法人セラピストフォーライフ認定 certificated Osteopathic Manual Therapy
・東洋医学&リハビリテーション協会認定東洋医学インストラクター
所属学会)
・公益社団法人 日本理学療法士協会
・兵庫県理学療法士会
・兵庫県理学療法士連盟
学会発表)
・「ACL患者の術後6ヶ月の恐怖心と膝機能との関連」 第27回臨床スポーツ医学会学術集会
・「膝前十字靭帯再建術後患者の術前の運動恐怖が術後3ヶ月の膝機能に与える影響」
第28回臨床スポーツ医学会学術集会
・「膝前十字靭帯再建術後患者の術後1ヶ月の伸展制限に術前の恐怖心が与える影響」第52回全国理学療法学術大会
講習会経歴)
一般社団法人セラピストフォーライフ主催
【ナイトセミナー】筋の触察(上肢、下肢、体幹)アシスタント
【ナイトセミナー】運動器の評価と治療 メイン講師
「腰痛・下肢症状に対する多角的評価・治療」
「変形性膝関節症・変形性股関節症に対する多角的評価・治療」
「脊柱の触診と評価・治療 頸椎・胸椎編」
「脊柱の触診と評価・治療 腰椎・骨盤編」 など
看護医療ゼミ主催
「臨床に生かすための触診と臨床応用全身編〜骨格筋・筋膜の評価と治療介入の実際」
知鑽治笑project主催
「脊柱勉強会(頸椎から胸椎、腰椎から骨盤)」
主な経歴)
大学卒業後、整形外科クリニックおよび整形外科病院に勤務、人工関節、ACL術後を中心に整形外科の患者を担当。現在は大学院にも在学中。 患者の機能改善へ向け日々臨床業務、そして研究活動、臨床実習指導も行っている。運動器疾患に対する理学療法、徒手療法を専門としている。
<入門編講師>
廣瀬達也 先生
・一般社団法人セラピストフォーライフ認定講師
・理学療法士
・一般社団法人セラピストフォーライフ認定 Certificated Osteopathic Manual Therapy
・内臓ヨガインストラクター
・公益財団法人 日本理学療法士協会
担当講習会)
一般社団法人セラピストフォーライフ Certificated Osteopathic Manual Therapy 入門編
主な経歴)
東京の専門学校卒業後、整形外科に入職。整形外科にて外来と訪問リハビリを兼務し、現在まで多くのリハビリを担当してきた。リハビリ後は調子がいいが数日で状態が戻ってしまうということを経験しオステオパシーと出会い、オステオパシーの可能性に気づいた。根本治癒というオステオパシーに感銘を受け、この素晴らしい哲学を広めたいというミッションを掲げ活動している。